
世のため、人のためにと設立した万人ごきげんクラブ®。その場所に、今は自分が助けられている。乳がんを経験した木下とよ子は、仲間の支えと応援を受けながら、クラブが「心の居場所」であることを実感しています。
乳がんのおかげで、
万人ごきげんクラブ®の有難さが分かる。世のため人のために設立したのが、今は自分が仲間に助けられて、応援されています。
本当に、心の居場所だと実感しています。
木下とよ子から届いた言葉
人のためにつくった場所が、今は、自分の支えに。
誰かの役に立ちたい。人と人がつながり、ごきげんに過ごせる場所をつくりたい。そんな思いで始めたクラブで、木下はいま、仲間から助けられ、応援されています。設立した人自身も、その輪の中で支えられる一人になっているのです。
木下が寄せてくれた「心の居場所」という言葉には、ご自身が受け取っている支えへの感謝が込められています。誰かのために育ててきたつながりが、自分を支えてくれる。その実感が、クラブの有難さをあらためて教えてくれました。
クラブが大切にしてきたつながりは、いつか実現したい理想だけではありません。仲間に助けられ、応援されているという木下の今にも息づいています。その経験を土台に、これからは地域でも頼り合える関係を育てていきたいと考えています。
万人ごきげんクラブで、学びや出会いの機会をつくってきた木下。今、その先に育てたいと話しているのが、顔見知りの人同士が、必要なときに無理なく頼り合える「寄り添いの仕組み」です。なぜ、マルシェを地域へ広げたいのか。その願いの根には、ご自身が誰かを頼った日の経験があります。
乳がんが見つかって、ひとりで抱えるには大きすぎる不安。
乳がんになったことを話すとき、木下が振り返ったのは、最初の大きな不安でした。これからのことを考えるだけでも心が揺れる。そんなときに病院へ行くなら、誰かにそばにいてほしい。けれど、家族に付き添ってもらうことが難しい状況が重なっていました。
誰かに来てほしいと思っても、すぐに頼めるとは限らない。近しい人がいても、その人にも都合や事情があります。木下自身も、誰にお願いしたらよいのかと考えました。
そのとき、付き添ってくれたのが看護師の友人でした。木下は、その存在がとても心強かったと話しています。病気についての説明や、その後の治療の話とは別に、誰かが一緒にいてくれることが支えになった。その実感が、これからのクラブで何をつくりたいかという思いにつながっていきました。
必要だったのは、「知っている人」がそばにいること。
木下の話に出てくる大切な言葉が、「顔見知り」です。どんな人なのかを少し知っている。以前に話したことがある。顔を見れば、相手が分かる。その関係があるからこそ、頼みやすくなることがあります。
もちろん、知り合いがいればいつでも頼れるということではありません。それでも、「誰かに一緒にいてほしい」と思ったとき、声をかけられる相手が思い浮かぶこと。その違いを、ご自身の経験から考えるようになったのです。
木下がつくりたいのは、病気のときだけのつながりではありません。暮らしの中で、ひとりでは心細い用事があるとき。誰かに少し力を借りたいとき。顔を知っている人に、遠慮を重ねず声をかけられる関係を、地域の中に育てたいと考えています。
「遠慮し合わない」
木下とよ子が、これからの仕組みを語る中で大切にしていた言葉
善意だけに頼らず、お互いが続けられる形へ。
誰かに助けてもらったあと、「何かお礼をしなければ」「何度もお願いするのは申し訳ない」と考えることもあります。木下は、頼む人にも、力を貸す人にも、遠慮が積み重ならない形にしたいと話しています。
そのために思い描いているのが、時間に応じた対価も含めた仕組みです。お礼をどうしようと悩むのではなく、お互いに納得できる条件で力を借りる。そして別の日には、自分が誰かに付き添う側になる。
いつも同じ人が支え、いつも同じ人が支えられるという固定した関係ではなく、そのときの自分にできることで関わる。木下の話には、頼ることも、力を貸すことも、特別な負担にしたくないという願いが込められています。

だから、地域で顔を合わせるマルシェを開きたい。
初めて会った人に、いきなり大切な用事を頼むのは簡単ではありません。まずは、知り合うこと。相手の話を聞き、自分のことも少し話すこと。木下がリアルのごきげんマルシェを全国に広げたいと考えているのは、そうした関係が育つ拠点をつくりたいからです。
オンラインの番組では、家にいながら出会えます。マルシェでは、画面越しに知っていた人とも、同じ場所で顔を合わせられます。何をしている人なのかを知り、一言、二言と話してみる。楽しい時間を一緒に過ごすことが、その先の関係の土台になっていく。木下は、その可能性を見つめています。
2026年10月31日の東大阪のマルシェは、地域で出会う機会を広げていくための一歩です。全国での開催も、これから実現していきたいこととして話していました。イベントを増やすことの先に、暮らしの中で顔を思い浮かべられる相手を増やしたい。その目的があります。
「ごきげん」は、いつも元気でいることだけではない。
木下が語った経験から伝わってくるのは、不安なときにも、人とのつながりが支えになるということです。元気な日だけ集まるのではなく、心細い日にも誰かの顔が浮かぶ。頼ることをためらうときにも、声をかけられる関係がある。そんな日々へ、クラブを育てていこうとしています。
ごきげんマルシェで商品やサービスに出会う時間は、その人自身に出会う時間でもあります。どんな経験をしてきたのか、何が好きで、何が得意なのか。話してみるところから、関係は始まります。
友人が付き添ってくれた日の心強さを、自分だけの経験で終わらせず、誰かが頼れる仕組みにつなげたい。木下のこれからの願いを知ったうえでマルシェを見ると、そこで交わす一つの挨拶も、少し違って感じられるかもしれません。
まずは、会って話すところから。あなたの暮らしのこと、好きなこと、得意なことも、聞かせていただけたらうれしく思います。
